メモの取り方 人はメモに何を書いているのか

メモの取り方
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たとえば、

『仕事のときに、ノートにメモを取ることを
心がけていつもメモ書きはしている。

だけど、その書いたメモが記録以上のことに
役に立っていない。

ある一部の人をみていると、ことあるごとに
ノートを開いて何かを確認し、さらにその都度、
何かを書き加えている。

自分とその人とは、明らかにメモの役割が
違っている気がする。

いったい、その人たちはノートに何をメモ
しているのだろう、そしてそれに対して、
自分は何をメモしているのだろう。』

と考えたことはありませんか。


メモが役に立たっていない理由

まず、メモが役に立っていないと感じる場合、
人の言葉で書かれたことや人が発した言葉、
そのままを書き写して終わっていませんか。

書いた内容が「情報のコピー」で終わっている、
これでは「ただの作業」です。

メモに何を書いていいのか、どう書いて
いいのか分からないといった場合、メモを
取ることが目的になってしまい、得た情報を
そのまま書いてしまいがちです。

そして、役に立っていないと感じる
もうひとつの原因は、メモを取るという
行動に明確な目的をもっていないからです。

『記憶に残すため』
『仕事を効率よくこなすため』
『アイデアをうむため』
『問題を解決するため』
『他の人とのコミュニケーションをはかるため』

など、目的が “ ある ” と “ ない ” ではメモに書く
内容に明らかな違いが出てきます。

メモをパートナーに変えるための方法

“ メモ ”というのは、目の前で起きた、耳で聞いた
「事実」に対して、頭の中で解釈して生まれた
イメージを、さらに文書化すること。

まず、日常の中で目の前で起きた、耳で
聞いたことに対して頭に浮かんだこと、
ありのまま(自分の中から生まれた言葉)を
メモに書き出してみる。

ここでは、“どう思うか” を深く考えるよりも
とにかく “ 自分の言葉をメモに書き出す ” を
癖づけることに重点を置きます。

だから、カッコいい言葉をわざわざ選んで書く
必要もない、メモに書く言葉は自由です。

そして、書くことを繰り返していくと自分が
思ったことに対して、疑問がわいたりします。

これももちろん書き留めて、深掘りし、また
そこで思ったことをそのままメモに残します。

こうすることで、メモに残したことが記憶にも
残るようになります。

たとえば、テレビや動画を見たあと「すごい」
「面白い」などの、あの『ふわっ』っとした
感情も、そのままにしないで「どうしてそう
感じたのか」を深掘りし、言葉にしてメモに
書き出すことでアイデアが生まれるきっかけにも
なるかもしれません。

価値を生み出す自分だけのメモ

メモの中で思考や発想を発展させて、アイデアが
生まれるメモをつくることもできます。

見聞きした内容を、そのまま書き写すのではなく、
自分の中で解釈して自分の言葉で書くことでこそ
メモの価値は高まります。

そして、自分だけの自分にあった、メモの中で
対話をしながら発展していく、価値のあるメモが
出来上がっていくのです。